今回は、お彼岸に開帳される『相良三十三観音めぐり』の魅力と参拝マナーについてご紹介していきます♪三十三観音めぐりをされたことがない方、そうでない方も必見です!

相良三十三観音
■人吉球磨の相良三十三観音【歴史と魅力】※相良三十三観音御宝印帳より抜粋
人吉・球磨地域には至る所に小さなお堂が残っています。中には、大きなお堂もありますが、ほとんどが一坪から二坪前後のこじんまりとしたささやかな阿弥陀堂、薬師堂、観音堂などの小堂です。※明治八年(1875)の調査では541箇所。道の脇や田んぼの中、あるいは林の中にひっそりと建っているのが特徴的。狭い人吉・球磨盆地にこれほど多くの仏が祀られ、周辺の住民によって大切に守られていることは、全国的にも例を見ない濃密な仏の里なのです。
寺院が一般庶民の信仰の場となる以前の、中世来の仏教信仰の形を今に伝えている姿と見ることができます。
また、この観音菩薩は救いを求める人々の願いに変幻自在に姿を変えて現れ、現世利益をもたらすと信じられた慈悲の仏で、母親の優しさを思わせるため、女性的で優しい姿をしています。相良三十三観音がいつ頃成立したのか定かではありませんが、江戸時代中期に庶民の間で観音信仰が広まったとされています。「相良三十三観音めぐり」は人吉球磨にある57の日本遺産構成文化財のひとつです。
■相良三十三観音めぐりについて
相良三十三観音めぐり」は、春と秋の彼岸に、全ての観音堂が一斉に開帳されます。
(令和2年)春:3月20日※コロナウイルス感染症によりご接待は自粛
秋:9月19日~25日
昔、近所の観音様にお祈りしていたら和尚さんが教えてくれました。「観音様の語源知っとる??あなたの“心の音”を観てくれる、声なき声を聞いてくれる、だから“観音”さまというとよ」西に浄土があるそうで、真西に太陽が沈んでいく日は浄土へ続く道が見えるそう。そうお彼岸は、1年のうちもっとも浄土に近づく日。その日だけ人吉球磨の観音様は一斉開帳される。
祈りは御仏の前で心をさらけ出せる儀式。さらけ出しても観音様がきっと心は拾ってくださる。
さあ観音様に心の音を観てもらおう、人吉・球磨 相良三十三観音めぐりへ。
■ご参拝のマナー
観音堂は、観音様が鎮座されます聖域ですので、参拝される方は静かに、お参りをしましょう。また、お帰りの時は来られた時よりも美しくを心がけましょう。観音堂は、通年開帳されている所と、特別な日だけ御開帳される所があります。扉が絞められている時は無理にこじ開けないようにしましょう。
■参拝の手順
お堂にお手洗(手水)がある場合は、手を洗い、口をすすぎ、身を清めましょう。次に、お堂の正面に進み出て、賽銭箱のある場合は、お賽銭を入れ、鰐口がある場合、これを軽く鳴らし、合掌してお祈りをします。春と秋の一斉開帳期間で、お茶、おむすび等の接待がある場合は、心付けをするのが良いでしょう。地元の人々とのなごやかな交流が芽生えると思います。
※令和2年3月20日(春の御開帳)はコロナウイルス感染症によりご接待自粛
【相良三十三観音御宝印帳販売】人吉市観光案内所
【お問合せ】
人吉市観光案内所(JR人吉駅構内)TEL(0966)22-2411
先週とても気持ちのよい陽気のなか伺いました
広域なうえ、立派な観音様やお堂を拝んでいると時間はどんどん過ぎてしまいます
また、秋もうかがいたいです。
大切に守られて現存されるのでしょうが
年月の経過で痛まれているようにお見受けするところもありました。
次世代に繋ぐための募金とかを案内所なり、駅等におかれるとかネットで募るとかもされてもよいのかな、ともおもいました。
またうかがいます。